Rebirth Projectとは何か?

 二代目D.U.P再生計画ーRebirth Projectーとは、二代目でじこ・うさだ・ぷちこの三人が二代目として活躍する世界観と物語を描いていく企画です。

Rebirth Projectとは二代目D.U.Pの再生計画

 二代目D.U.Pのファンが増えないのは、キャラクターとしてのプロフィールと世界観が確立されていないからです。キャラクタープロフィールが設定されておらず不透明なために、二代目でじこ・うさだ・ぷちこがどこで何をしているのかというのが全くイメージできないのです。
さらに、アニメをやっていなかったため、キャラクターのイメージをより鮮明に思い浮かべることができないのです。本来であれば公式がやるのが当たり前のことなのですが、未だにできていないのです。

 そこで、キャラクターとしての魅力を深掘りして、二代目でじこ・うさだ・ぷちこがどういうキャラクターなのかというイメージを創造し、二代目のキャラクターとして愛されることを目的としています。

 さらに二代目D.U.Pがどこで活きているのか、どんな日常を過ごしているのだろうかという生活を形作るために、二代目D.U.Pが活きている世界も創造しています。
世界が存在することで、そのキャラクターの日常の描写や性格というものに厚みと深みが増し、キャラクターの魅力をより深く、濃密に彩ることができます。

 二代目D.U.P独自のキャラクター性と世界観、その世界のキャラクターとの相関関係を魅力的に描写することで、最終的に初代D.U.Pとは競合することなく、お互いのキャラクターとしての存在と世界観を確立させながら高め合える、相乗効果を生むことができるんです。

 そしてRebirth Projectで展開されている、二代目D.U.Pが二代目として活きている世界の物語を描いたのが『ダークスターゲート / DARK STAR GATE』という作品です。

15周年記念の設定を排除していない

 ここはとても大事なところなので、是非覚えていただきたいです。

二代目D.U.Pは偽物になっていない

 Rebirth Projectと『ダークスターゲート / DARK STAR GATE』の物語では、ブロッコリー社が2013年に「二代目でじこを含む二代目D.U.P」という設定を後付けして展開した出来事をなかったことにはしていないのです。女神ブロッコデスの存在を、否定も無視もしていないのです。

 ならば、二代目でじこ・うさだ・ぷちこは偽物のままなのかというと、そうではありません。
二代目でじこ・うさだ・ぷちこの三人は紛れもなく二代目のキャラクターです。

 15周年記念の漫画で描かれていた物語に、二代目でじこ・うさだ・ぷちこは最初から登場していなかったんです。あの物語で描かれていたのは、女神ブロッコデスが二代目でじこ化けていたということだけです。まじんがっぱが二代目うさだに、ほっけみりんが二代目ぷちこにそれぞれ化けていたというだけです。それを初代でじこが見破ったというだけにすぎません。

 15周年記念の漫画では、二代目のでじこもうさだもぷちこも、偽物にはなっていないのです。

2013年の出来事を汲んでいる

 2013年の15周年記念に、初代でじこが女神ブロッコデスが二代目でじこに化けているのを見破った出来事。そして、女神ブロッコデスとそのあとに登場したブシロドノミコトの存在も排除していません。腐すことなく存在しているものとして取り入れてます。

 15周年記念の漫画で描かれている時に二代目D.U.Pはすでに、二代目として活きる新しい世界に転移しているのです。まじんがっぱとほっけみりんが二代目うさだとぷちこの姿に変身させていたのは女神ブロッコデスなのか、二代目うさだとぷちこ自身がそれぞれに変身させていたのか、そこは分からないままです。どちらも考えられます。

 2013年の物語を排除することなく実際にあった出来事として取り入れるからこそ、二代目D.U.Pと初代D.U.P、そして女神ブロッコデスとブシロドノミコトも、誰一人偽物という扱いをすることなく存在を確立させて物語を展開させることができるのです。

 15周年記念の物語を実在の話として汲みとることで、二代目D.U.Pの物語はより深く魅力的に彩ることができるんです。

二代目D.U.Pは活きてる世界が異なる

 初代D.U.Pと女神ブロッコデスとブシロドノミコト、誰一人として競合も矛盾もすることなく存在できるのは、二代目D.U.Pは別の次元(世界)で活きているからです。初代D.U.Pと同じ次元で生活しているわけではないんです。それを描いている作品が『ダークスターゲート / DARK STAR GATE』です。

 この世界で描かれているのは、15周年記念の展開も経たうえでの、二代目でじこ・うさだ・ぷちこの「第2の人生」なのです。

 異なる世界で活きているために、お互いの世界や存在に競合することもないというわけです。

二代目D.U.Pは要点は似て非なる存在

 二代目でじこ・うさだ・ぷちこのとても重要な要素は「二代目である」という部分です。それを成立させるために必要な概念が「初代とは似て非なるもの」というものです。これがかなり難しい部分で、公式でさえ匙を投げてしまうほどの壁です。

完全な別キャラにはできない

 二代目でじこ・うさだ・ぷちこが二代目として存在するためには、初代D.U.Pと完全に切り離してまったくの別な作品の別のキャラとすることができないのです。何かしらつながる部分や、共通する部分というものを内包する必要があります。

 新しい作品としてプロダクトするときには、完全な別の世界、別のキャラクターとして創った方が比較的容易いです。なぜなら、前作と比較することも被ることもないからです。別な作品なので比べようがないのです。

 しかし、「二代目」となると話は別です。

 二代目として存在するには、初代の存在を否定したり切り離すことができません。またどうしても比較させられます。さらに、パッと見での違いや第一印象の差異を感じられなかった場合、最初に人々の記憶に宿ったというという利点から初代にイメージを取られてしまいます。初代とイメージが被ってはいけないんです。
キャラクターに対する愛着やイメージは機械とは違うので、どれだけ理屈を述べたりスペックやメリットを高めたとしても効果がないのです。

 また、初代の存在や関係性を切り捨ててしまっては、「二代目」として存在することできなくなるのです。二代目キャラクターとして存在するには、初代という存在に近づきすぎても切り離してもいけないんです。

 似て非なるものはどういうものか?
初代でじこの好物が柏餅ということならば、二代目でじこは桜餅が好きといったもの。柏餅と桜餅は同じものでしょうか? そうでないならば、全く別なものでしょうか?

 同じものではないが完全に別物でもない。それが似て非なるものです。

似て非なるものを見えるようにする

 二代目でじこ・うさだ・ぷちこのプロフィールに似て非なる特徴を深掘りしたとしても、それだけでは足りないです。字面で表現しただけでは人々のイメージには宿りません。イラストやアニメーション、マンガにして人々に魅せなければいけません。

 初代D.U.Pに熱烈なファンが生まれ、今でも多くのファンが生まれているのはなぜなのか。それはアニメをやったからです。アニメ、ゲーム、マンガが存在して、それを今でも楽しむことができるからです。

 二代目D.U.Pにはそのどれもがありません。あって然るべきのものが何故か存在しないんです。あり得ません。ならば作ろうというのがここの組織と、Rebirth Projectの活動方針です。

 というより直感的に考えて、二代目D.U.Pと初代D.U.Pも、お互いにいろんな形で好きという関係の方がおもしろいです。どちらかを偽物にしたり否定するよりも断然平和です。

公式は二代目D.U.Pを捨てたかったのか?

 そんなことはないと思います。
やり方として悪手だと感じますが、ブロッコリー社は二代目D.U.Pというキャラクターの存在を完全に捨てたいわけではないんだと思います。

 というのも、アクエリアンエイジやギャラクシーエンジェル2、Winter Gardenなどを顧みても、展開が下火になり活動頻度が低下していったものはありますが、キャラクターや作品を完全に捨てるということだけはしてませんでした。

 そして、15周年記念では一見二代目D.U.Pは偽物という設定になったように感じられますが、偽物ということにはなってません。
アニメ『令和のデ・ジ・キャラット』でも、二代目でじこは女神ブロッコデスが変身した姿というのは描写されましたが、その時の二代目でじこのキャラクターデザインは本物の二代目でじこのデザインは、カチューシャやエプロンなど微妙に異なっておりました。
アニメの公式サイトでも、女神ブロッコデスには「二代目でじこに変身した姿」というような内容がプロフィールには書かれていません。

 ここまでのことから考察すると、ブロッコリー社の本音としては二代目D.U.Pを切り捨てて無かったことにはしたくないんでしょう。

 2013年の15周年記念での新展開のときに、初代D.U.Pをもう一度第一線に復帰させることはしても、二代目D.U.Pを捨てるまではしたくなかった。しかし、初代D.U.Pでの展開をする場合には、二代目D.U.Pを「二代目」として残しておくとどうしても軋轢や不協和を生じさせて、初代D.U.Pの展開を盛り上げきれないと感じた。

 そこで仕方なく、二代目D.U.Pは女神ブロッコデス・まじんがっぱ・ほっけみりんの変身した姿という描写をおこなった。しかし冷静に見ると、二代目D.U.Pは偽物にはなっていない分かるように、遠回りな展開にせざるを得なかったんだと考えられます。

 個人的には、二代目D.U.Pが第一線で活躍していた時も、新しい世代のファンを育て上げるべく強い姿勢で取り組んでいただきたかったです。それができなかったのは、初動で不評を受けたからとは別の理由があると思われます。それも表にはまだ漏れていない、内部のできごとだと睨んでます。

おわりに

 Rebirth Projectとは、

  • 二代目でじこ・うさだ・ぷちこのキャラクター性と世界を深掘りして魅せる
  • 二代目D.U.Pが二代目として愛されるキャラクターにする
  • 二代目ファンを新しい世代として育てる

ということを目的にした活動です。

 同人即売会に参加した際、うちが頒布するものについては無料として配布していますが、それは公式が初代様のアニメをテレビで無料放送したルーツも元にしています。まず最初に、二代目D.U.Pの存在を知るきっかけとするにはなるべく障壁を少なくするべきだと感じてます。そのためにうちに限っては無料配布というスタンスにしています。

 ここの組織は、少なくとも自分は、二代目D.U.Pがもっと愛されるキャラクターとして多くのファンがいてほしいです。初代様がそうだったように、二代目D.U.Pにも新しい世代のファンがそのように多く存在し、ファンが幸せを感じていてほしいです。

 今はまだ少なく感じられるかもしれません。二代目D.U.Pの新世代ファンに向けた活動は始まったばかりなんです。まだ育っていないんです。芽吹いていないだけなんです。

 15周年記念で二代目D.U.Pが偽物ということにされ、毎日激しい頭痛で目覚めては悲しみに暮れて、二代目が笑いものにされてる傍ら多くの初代ファンが幸せに過ごしてるのを目の当たりにする。そんな晴れることがない憂鬱と悲しみに10年以上も苛まれる続けるような思いを、他の人に味わってほしくないです。

 そのためにも、今いる二代目D.U.Pのファンは生き延びてください。幸せをつかんでください。
重くとらえることはありません。私の代わりに二代目ファンとして、初代ファンに負けず劣らず楽しんで幸せになってほしいと心から願っています。

 二代目でじこ・うさだ・ぷちこが宿るのはあなたの記憶の中です。だから記憶の持ち主であるあなたは、幸せになって生き抜く必要があるんです。記憶や思いは次の人へと受け継がれます。あなたが活きている限り、二代目D.U.Pは絶対に消えません。

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