#9 暴れ回+おまけ

 暴れん坊出てきた。女神様は出ない。イラスト(エンドカード)は作ってないです。

登場キャラは、初代D.U.Pと暴れん坊。おわり

ざっくりとあらすじ

 冒頭から暴れん坊が登場。現代の秋葉原とゲーマーズに辿り着いたところで、店内であれやこれやとよく分からない勢いで捲し立てつつも、やっぱり昔とは姿が変わっていることを実感していた。

 店の外で流れていたスクリーンの映像と一緒に、周辺に居た客たちに宣伝(?)っぽいノリで絡んでるうちに大反響。ゲーマーズになだれ込んだところで見事、完売御礼となった。

 疲れ切った暴れん坊を初代でじこが労ったところで帰り際、軽く歌って終了。本当に5秒程度の歌唱で終わり。

個人的な見どころ

 少なくとも今回は、自己紹介やプレゼンで終わるような回ではなかったので良かったと思いますです。面白さで言えば、ゲマ主人公回ぐらい。
初代D.U.Pは暴れん坊に振り回されてる感じ。というか初代の三人はそれ以外のキャラが出たら、そっちに引っ張り回される感じなんですね。

 最後の最後に、暴れん坊がゲーマーズから帰るときの後ろ姿。この時の歩くモーションに使われている画数が割と多かったので、綺麗な歩きモーションになってた。綺麗というか、安定しているという意味での綺麗さ。
こういうところから、全体的に作画が統一されているという意味での安定感はアニメーションにおいて重要だなぁと感じます。

 あとデフォルメの顔デザインは、アニメ『ピアシェ』の頃のものを彷彿されます。横顔の時のデフォルメは特にそう。
それとワンダフル-スペシャル期とかを含め、全体的な色合いだけで印象って変わるなぁって思います。

ついでに面白いアニメ

 最近観た面白いアニメが、映画『機動警察パトレイバー2 the Movie』。 首都東京で起きる大事件をめぐるアニメ映画なんですが、これがけっこう面白かった。

世界観としての日本の社会の風景

 放映されたのが1993年ですが作品の中での時間は2002年。当時の日本社会を基準にして描かれた世界をアニメの中で眺めていた時の感覚は、Vaporwave動画を見始めたころの感覚によく似ています。

 今現代のような便利さやテクノロジーの発展はなく、当然スマホもなくインターネットの普及も低いものです。携帯電話だってアンテナが飛びでた子機のようなずんぐりむっくりしたものだし、台場だって埋め立て地のままだしですが、それがなぜか知らないけど心地よい。その当時を知ってるわけでもないのに、謎の懐かしさというか「超すごいハイテクメカを使ってるんだぜ!」というワクワク感を抱きます。
『AKIRA』の時もそうでした。

キャラクターの存在感と、物語上でのやりとり

 映画ですし、押井守監督の手掛けるアニメなので、物語や世界観はがっつり作り込まれています。巨大ロボ系の映像作品についてはロボットそのもの描写よりも、それに関わる人間同士のやり取り、しがらみ、争い、謀略といった人間心理や組織の流れの描写の方が面白いと感じるのはなぜですかね。

 そして大人が出て、ちゃんとアニメの中で活きた状態で描かれています。青年から中年、老齢の大人キャラまでもがガヤ程度ではなく、物語の流れを作ったり演出を盛り上げる、重要な要素を担っている、キャラクターの心理に影響を与えたりととても重要な役割を果たしています。
アニメとはいえ、大人には大人にしかできない役割というものがあり、キャラクターに影響を与える言葉を投げかけたり、物語に緊迫感といった深い味付けをするのは大人のキャラクターの方が効果が高く感じます。

キャラクター同士のセリフ

 それに、大人同士のキャラクターが話す言葉のやり取りが面白いです。ほどよく演出がかったのため、平凡すぎず臭すぎずの丁度良い塩梅でした。このアニメ映画だけでなくテレビ放映版のパトレイバーでも同じでしたが、自分も知らない言葉が何個も出てきたのでよく調べてました。調べて初めて知る言葉やセリフの意味が、日常ではあまり聞かないからこそより面白いと感じます。
自分でも思わず使ってしまいたくなるようなセリフや言葉、ことわざなども出てくるのですが、予備知識として相手も知ってることが前提のリアルの日常会話では滅多に使えないですね。でも面白い。

総じてかなり面白い

 一番おもろいと感じた理由としては、映画であっても最後までじっくりのめり込んで観れたからですかね。途中で息切れしたり、胸やけを起こしたりということがありませんでした。その理由は絵柄なんでしょうか。それだけが理由だとは思いませんし、大半を占める要素でもないと思います。

 あとレイバー自体の行動描写や活躍もあるのはあるのですが、全体としては1割ぐらいしかありません。アニメの時もそうでしたが、レイバーの活躍や動きのアニメーションよりも、その周りの人間たちの描写の方が主軸となって描かれています。
レイバーの動きを観たい人には味薄に感じられるかもしれません。ただ、それだけがこのアニメ映画の面白さではないと思います。

おわりに

 第9話では暴れん坊が出てきて、ワンダフル期よりは暴れていた。少なくともプレゼン回ではなかった。あと4回か。

 なんか邪神ちゃん第4期アニメ化計画のクラファン3000万円企画が、告知30分程度で達成されたという噂があるので、活きてるコンテンツはすごいなぁと感じる。制作・企画側に愛されて、ファンの数も多い作品。なんと羨ましい。

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