二代目でじこ・うさだ・ぷちこは出なかった。おわり
イラスト一番下。
ざっくりとしたあらすじ
初代でじこ・ぷちこが部屋でご飯食べてるところに既に上がり込んでいた、女神様とブシロちゃん。二人の背中に生えてる翼は都合よく大きさを変えることができるという設定が追加されて、ついでにアニメに出られたきっかけというのを軽く解説。そのまま屋上に行ってブシロちゃんのアニメ上のキャラデザ解説をしたけど、まだ出演歴が短いことは悩みの種らしいとのこと。
そんなわけで出演歴で先輩になる初代でじこにアドバイスを求めた結果、とりあえず秋葉原は平和とのこと。
これは一体なんなんでしょうか
上の流れを書いてて自分でも意味が分からなかったんですが、本当にそういう流れでした。まるで自己紹介みたいな話は第1話第2話と何回かあったのですが、今回はより一層その特徴が深まったように感じられて、とても斬新でした。自分は初めて見るタイプのアニメです。
情報筋の一人に、ブロッコリーのYouTube公式チャンネルで女神様とブシロちゃんが、デ・ジ・キャラットの歴史について語ってる動画があるとのことで見たことがあるのですが、あれ一部をアニメで見たような気分でした。
まさかこの内容でアニメ一話をやってのけるとは、まことに感心致しました。
女神様とブシロちゃん、そこに初代でじこ様の三人が集まり秋葉原、そして『秋葉原』という言葉から連想されるものを象徴するという意味合いを込めたような「今日も平和」というような締め方が、自信に満ち溢れた様子で、今後の秋葉原とアニメ関連コンテンツをこれからも引っ張っていくというような雰囲気でした。
自分の感性の鈍感さを感じた
自分は、女神様とブシロちゃんについては初のアニメ出演ということなので、二人のキャラクター性を掘り下げていくだろうと思ってました。そのため、二人に関するエピソードが作られたり、それぞれ単独の話が半分半分ぐらいに盛り込まれるんじゃないかと思ってました。なぜなら今回のアニメ企画だけでなく、2013年の時からブロッコリーが本当に展開したいのは「新しいキャラ・作品としての女神ブロッコデス」だと予想してるから。
まさか実際に喋って説明されるとは思いませんでした。ちゃんとアニメーション的に動いてはいます。メイン番組のおまけとはいえ、テレビ放送の枠も買い取って地上波で放送されているのですから、立派なアニメではあると思うんです。
ただこれをいわゆる「アニメ」と言っていいのかと問われたら、自分はかなり消極的です。なぜなら自分の中にある「4分程度のおまけアニメ」として考えても、楽しめるという意味での面白いと感じにくいから。
しかし、このアニメは桜井監督が作っている。シリーズ構成という全体の流れを作っているのも桜井監督。なので、ここまでの流れは全て計算通りなのです。たとえ今回の話があまり面白さを感じられなかったとしても、それはこの後の大きなどんでん返しや、ワンダフル期の「Party Night」回のような起爆力のある話のための伏線である可能性が高い。
さらに多くのファンから成り立つ初代D.U.Pが主役で、待ち望まれたアニメなのだから、これが「面白い」というものなんです。それはつまり、この面白さが分からなければ感性が古いかズレているということなんでしょう。自分はそれに該当します。
何度か予想される話を書いてましたが、全てが掠りもしない予想だったので、それはプロや大多数の人々の感性からすれば面白くもなくつまらない展開だったという事なんでしょう。
二代目D.U.Pが好きという感覚も、それの裏付けなのかと思います。自分は本当の意味でのデ・ジ・キャラットファンではないんでしょうね。それも一因して、今回の話は面白く感じられなかったのかと。
というより、そもそも今回のアニメは初代D.U.P、女神様とブシロちゃんのファンに向けての企画なので、二代目D.U.Pが好きな自分は最初から対象外なんですよね。二代目でじこ・うさだ・ぷちこ自体出演していないですし。なので楽しめないというのも当たり前であり、それはブロッコリー側からすればどうでもいい話。
ついでのおまけ
今季やっているアニメをちょこちょこ追っているところ。
アニメーションの演出的に面白いと感じたのは、『ぼっち・ざ・ろっく!』でした。主人公のひとりちゃん、そのキャラデザがリアクション演出での崩れ具合がとても新鮮でした。ここまでのアニメ的な崩し具合は初めて観ました。
崩れているところも面白いのですが、それがあるおかげで素の状態の可愛さが引き立って見えます。
物語の展開的に面白いと感じたのは『アキバ冥途戦争』。メイド喫茶店としての鎬の削り合いというものを、任侠映画のように熱烈に強調して描いた物語なのですが、世界観設定とその描写がまぁ面白い。かわいい一辺倒じゃなく、かといってカッコいいだけではない。ストレートに熱く燃えるというものではなく、泥臭くとも突き進む感じが新鮮に感じます。
二代目D.U.Pが好きで、それに情熱を注ぎたいために、2013年以降これまで発表されてきたアニメやゲームなどのメディアコンテンツからかなり遠ざかっていました。ですが、これは自分の中にある「面白いと感じるセンサー」に反応した気がします。今後も追っていきたい。
気がつけば『ぼっち・ざ・ろっく!』のひとりちゃんのピンク髪+蒼い瞳は、二代目うさださんとの共通点があった。まぁいいか。どちらにしろ注目株。
また、別の情報網から『機動戦士ガンダム 水星の魔女』についても紹介されて気になり、少し公式サイトを流し見してるうちにキャラが可愛く感じられたので、今後見に行くところ。
なかなかおもしろいぞ今季。
さいごに
今回は女神ブロッコデスとブシロちゃんが、また少しキャラ解説をして無難に終了。地上波や各動画配信サイトで放送されてるプロチームが作ったアニメなので、プレゼンや紙芝居などとは格が違う。これがデ・ジ・キャラットの「面白い」というものだ。
素材の良さというのはすごいですよね。
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