#15 + 16 PARTY NIGHT + 魔王の倒し方

 二代目でじこ・うさだ・ぷちこは姿も描かれなかった。女神ブロッコデスはいた。おわり

予定通りPARTY NIGHTやって、魔王倒した。

さっくりとあらすじ

【第15話】
 令和版として綺麗になった絵柄で、ワンダフル版「PARTY NIGHT」回のリミックス。恒例というよりは予定通り、1話分ぜんぶ使って歌うプロモビデオのような回。
二代目でじこ・うさだ・ぷちこは全く出ないです。

【第16話】
  魔王討伐にきた初代D.U.Pと女神コンビ。14話で女神様から受け取った伝説のカードの効力を発動させるため、詠唱をする必要になる。ただし詠唱するための条件がそれなりにあるので、上手く詠唱できるように会議。

 無事にカード詠唱ができたことで魔王は倒され、地球の平和は守られた。秋葉原ゲーマーズに戻ってみると、いつの間にか居たでじこママと再会。特にオチはなくみんなで仲良く良い雰囲気になり終了。

こうして4ヶ月のアニメは幕を閉じた。

とりあえず二代目は出ない

【第15話】
 PARTY NIGHTの映像の中で二代目D.U.Pは出てこないというのは冗談とかではなく、本当に出てこないです。「二代目でじこの姿をした女神ブロッコデス」とかではなく、背景としてすら出てこないです。
歌ってるのは初代D.U.Pと女神ブロッコデス+ブシロちゃんなので、それに合わせた映像の作りになってます。その代わりぴよことP.K.Oは歌いこそしないですが、映像の中には出てきます。

 第15話で描かれているキャラクターが今のブロッコリー社の『Di Gi Charat』という企画の中で、メインで展開していくキャラクターということなんでしょう。アニメのキービジュアルにぴったり合わせてる感じです。

【第16話】
 魔王と激しく戦い合う描写ではなく、カードの詠唱のやり方に時間を注ぐ辺りはデ・ジ・キャラットらしい。でしょうねという感じで。ただ目からビームを一発も撃たないとは思わなかったです。

 最後にでじこママが出てきたのも、懐古ネタ含めたファンサービスといったところ。というか初代様もう大女優の夢とかは無くなった感じで、ゲーマーズでみんなと楽しくやってればそれでいいってなってるんですかね。
あと伝説のカード3枚を繋げて一息で言うときは、なんとなく覚悟しといてね。

 OPのニセでじこと巨大ロボは結局最後まで出ませんでした。OPだけでの登場だったようです。ニセでじこと初代様と二代目でじこをどんなふうに絡めるのか気になってましたが、華麗にスルーされました。とはいえ引っ張り程のネタが無かったのかもしれない。

総合評価

『 評価対象外 』

 初代D.U.P、女神ブロッコデス、ブシロドノミコトのファンを対象としたアニメなので、二代目D.U.Pファンである自分は今回のアニメの視聴対象者ではないので評価できないです。二代目でじこも一応映ってはいるんですが、「でも女神ブロッコデスなんでしょ?」となりますし。

 放送枠と放映時間も違うので、他の秋アニメと比較することもできません。さらに過去に放映されててある程度のファンがすでに存在している作品なので、完全な新規作品や初アニメ化した作品と比べることもできないです。

 もし気になっている人が居るとしたら、とりあえず見てみればとは言える。

アニメ自体の評価

 『てーきゅう』からギャグと色気を抜いて、金と尺を増やしたアニメ

という感じ。可もなく不可もなくと言ったところで悪くはないと思いますし、『てーきゅう』よりも作画枚数が多い。

  • 丁寧に作られた絵柄と作画
  • 懐古ネタと昔のキャラを拾う

 作画が荒かったり崩壊しているわけでもなく、昔の雰囲気を汲み取りつつ懐古ネタも随所に入れ込まれてました。キャラクターデザインが現代の絵柄に合わせて丁寧に作られた作画ですし、各エピソードの中にも特に荒れる要素もない。メインキャラをはじめとして際立って変なキャラもいないので、無難で良い感じなんじゃないでしょうか。

 時間もOPを含めて4分程度で見れるので、感情を大きく揺さぶられることもなく懐かしいネタを見ながら手短に見られるので、疲れなくてほっこり心地よいアニメなんじゃないでしょうか。

 笑いアリ嬉しい懐古ネタもアリで、往年のファンや初代D.U.Pの熱狂的なファンなら大満足のアニメで間違いないでしょう。リメイクやパラレルワールドとかではなく正式な続編なので、新しい歴史がまた一つ追加されました。

面白いと感じた回3つ

【第3話 ワルイことやっちゃうぴょ】
 ストーリーがあったのと、女神ブロッコデスの新しい技が見れた。

【第8話 ぷちこも出すにゅ】
 女神ブロッコデスとブシロちゃんの必殺技が見れて、ビームとか炎のエフェクトアニメーションが見れたから。

【第13話 アキハバラとちがう街にょ】
 令和版の作画クオリティで描かれたりんな、みけ、アクアちゃん、憂鈴ちゃん、うさだあかりが見られたから。

 ただなんとなく不完全燃焼感があります。確かに懐かしい懐古ネタ拾ってくれたり、にょ期のキャラが見れたのは嬉しかったんですが、全体的にでかい勢いがないというか。思いっきり走り幅跳びするはずなのにいつまでも助走している感じで、もっと思い切ってできるんじゃないのかというような物足りなさが残りました。

 つまんない回を探す予定はないです。

今回のアニメで二代目でじこの知名度は?

 おそらく、そんなに変わらないと思う。

 初めて知った人がいても、それは「二代目でじこの姿をした女神ブロッコデス」が好きなわけだし、初代ファンは初代D.U.Pにしか興味ないわけだし。さらに初代様が初めてアニメで登場したときよりもメディアが増えて、新規作品も桁違いに増えてるのでライバルがあまりにも多すぎる。明らかに環境条件が厳しい上に、公式からの援軍や供給も途絶えてる。

 女神ブロッコデスと「女神様が変身した二代目でじこ」については、今後公式からの供給もあるでしょうし初代ファンからのウケも良いっぽいですし、そのファンはとりあえず大丈夫でしょう。

 ただ「二代目でじこの姿をした女神ブロッコデス」のファンであっても、悪いようにはせず丁重にもてなします。新規のファンなら尚更。リアルタイムでのアニメ情報は吸収したので、ひとまずは大丈夫。

長い4カ月だった

 初代様のアニメ化が決まって、アニメが終わるまでの1年半の間に精神擦り切れた。

 なんかもう二代目D.U.Pの推し活にリソース投入しながら、公式コンテンツと界隈やジャンル自体から離れた方が良いんじゃないかと思えてきました。「初代様は別な作品」ぐらいの認識にして。
今回のアニメ化と第14話を見て、改めて公式展開というのが分かったので一つの区切りとして丁度良かったのかな。『デ・ジ・キャラット』というものを初めて知ってのめり込んでいた時は、こんな悲しい思いを募らせながら離れることになるとは想像すらしませんでしたが。

 今でも供給があることも勿論なんですが、それ以上に自分の愛着を寄せているキャラクターをそのまま愛することができるというのがとても羨ましいです。公式設定という表の世界で、他の何かではなく本物のままで存在できて、それを愛し続けられるということが二代目D.U.Pではできなくなってしまったので。

 人気は別として、二代目でじこ・うさだ・ぷちこが他の何かというキャラではなく、二代目として展開され愛されている世界に生まれたかったとよく思います。確実に今とは違ったもう少し明るい過去を生きていられたと思う。過去の愛着や記憶なんてさっさと忘れて切り替えていくという才能がなかったんだなぁ……。

 それでも自分は、二代目でじこ・うさだ・ぷちこは決して悪いものではなく、初代様とも反発しあうものではないとして両方を愛し続けます。

おわりに

 ということで4カ月に及ぶ『令和のデ・ジ・キャラット』は幕を閉じた。今後何があるかは全く分からない。

お疲れ様でした。永久に眠る二代目D.U.Pの英霊、同志たち。

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