誰かが描いた二代目D.U.P紹介【10-12月】

 イラストが見れて嬉しかった気持ちを、同志たちと分かち合いたかったただそれだけの生地。なんらかの理由でTwitter見れない人用に。

今季は二代目でじこが多かった

 前置きは省いて、2名を紹介したい。

・見ての通り、美少女やってるでじこ様。服装デザインは令和版から描かれたものなので、腰巻エプロンではなく、トップスまでついた全身エプロンでブルーラインが入っている以外は初代様と同じもの。
今放映されている『令和のデ・ジ・キャラット』では、本来の二代目でじこのデザインとは結構違う部分があります。エプロンの形状、カチューシャの形状、しっぽにリボン結んでいるといったところ。ほかにもエプロンの袖口や裾の裏地にもフリルがついているのだが、アニメ用のキャラデザなのでそこは省略されているのでしょう。

・ゲマさん抱えてチョコンと座り込んでいる構図と全体の雰囲気が、かわいいです。元気に大胆にな感じの二代目でじこですが、こうして観るとやはり小さな女の子なんだというのを想起させられる。ぷちこはぷちこ、うさだはうさだ、そしてやっぱりゲマはゲマとして遊んでいたい相手ということを感じられます。

・このイラストで憧れるのは、ツヤ出しをの塗り方です。瞳に目が行きますが、鈴のツルツル感と金属感を塗り方で表していて、線画は外側の輪郭だけです。なかなか手間暇かけてるように感じます。自分の場合は一括塗りした地色に、影やハイライトレイヤーを重ねるといった大雑把であっさりと仕上げます。水彩ブラシでぬりぬりと塗る手の込んだ手法はほぼやらないので、手が込んでるなぁと感心します。

 ここに描かれているのを二代目でじこということにして紹介しようかどうかかなり迷ったところなのですが、描いたご本人が「二代目でじこ」と申してるのでそうだと判断しよう。自分は「二代目でじこの姿をした女神様」のコスプレをした二代目でじこと判断して幸せに包まれることにしました。女神様ではなく、二代目でじこと書いてあるのでその字面のまま受け取りました。
ただ、どこかの記事でも書いた通り2013年からの公式設定、ひいては今の令和版アニメの設定を受け入れ、それを愛しているという人も存在しているはず。なので、考え方や捉え方そしてそれの表現方法はその人次第という事で、いちいち訂正や注釈をいれるつもりはないです。

・漫画版の拍子を思い起こさせる二代目でじこ。不思議と二代目でじこにはこのポーズがよく思い起こされますね。というのも公式から展開されたイラストや、今はもうないゲーマーズ秋葉原本店の表看板に掲載されていたイラストもこんな感じのポージングです。

・デザインが本物の二代目でじこのものです。背中にある腰巻エプロンのリボンが大きめに描かれており、猫カチューシャの目もフリルより前の方に付いていて、本来のキャラデザ設定に忠実。髪の色やリボン、ブラウスも元の設定に近いカラーリングです。
初代様との違いとして、髪留めと首元の鈴は小ぶりのものになっているのですがそれも再現されています。自分は大きめの鈴も数世代前の萌えキャラを象徴するデザインとして好きですが、それはその時の気分で描いてます。

・このイラストの絵柄は邪気やネタ要素を感じない、絵本のようなちんまりとした可愛さです。太めの線画もそれを引き立ててるように感じます。なんとなく元よりも幼い雰囲気です。
みんなが二代目でじこに抱いてる印象は、こういうほわほわとしたかわいい系の雰囲気なんでしょうかね。自分の場合はキャラソンからの影響もあり、初代様よりも爆発的な元気の雰囲気だったのですが意外です。こういう印象と解釈の違いにより、自分の想定外のものが表現されるというのが個人的に好きです。

イラスト以上に熱意

 なんで紹介したかったかというと、イラストを観た嬉しさもそうなんですが、今この時世にも関わらず二代目の方を描いたというその事が嬉しいからです。

 二代目でじこならびに二代目D.U.Pの人気や知名度、好感度はみんながなんとなく肌で感じているその通りです。いいねRTなど、多くのリアクションをもらうとしたら初代様でやった方がはるかに効率が良いですし確率も高いです。しかも現在進行形でアニメをやっていますし、意図的か偶発的か連鎖的にかは問わず、『本物の二代目でじこ・うさだ・ぷちこ』の記憶は塗り潰されていってます。
にも関わらず、二代目でじこを描いたということ。

 自分はイラストそのものだけでなく、それ以上に「あえて二代目を描いた」という心意気の方を讃えたいです。

 たとえ今回描かれたイラストがただの気まぐれだったとしても、それを完成させて公開するまでに導いたのは熱意に他ならないと思います。それがなかったら途中で投げ出すこともできますし、気まぐれすら起きない。起きたとしても、よりリアクションが多く予想される初代様を描いていたことでしょう。それを振り切って今回二代目を描いたということなのですから、この熱意は本物なんじゃないでしょうか。

おわりに

 数多くの要因や狙い、どうしようもない環境、市場原理というなんかそれっぽい理由などによって、遣る瀬無い想いを抱えてしまった人がいる。それも少なくない数が。自分も理由はどうあれ、似たような境遇かもしれない。

 同志たちに強く願う。凍える嵐の中、それでもどうか自分が好きになったものを捨てないでほしいと。願わくば、生き延びてほしい。

 今回紹介した人たちは少ないかもしれないが、その行動と熱意に賛辞を呈したい。

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