大変喜ばしいことに3-4月は描いてくれたクリエイターが多かったため、前半と後半に分けた。その後編。
数年前は二代目D.U.Pのイラストは、一年の間に5枚あるかどうかだったのを考えると状況は良くなってきていると考えられるのではないだろうか。
7人をご紹介
さっそく見てほしい。段落分けの敬称においては省略。
ハ・グ・キャラット
今年初めて、というかここ3年ぐらいの間で初めて二代目D.U.P全員が描かれたイラストだと思われる。労力もさることながら描き上げた情熱も讃えたい。なぜかこのイラストの色合いからはWindows2000の頃のような雰囲気を感じます。
このあと大きく成長しそうな感じのイラストなので期待ありき恐れありき。
ロボノーマル
以前にも紹介した方なんですが、前回描かれていた時より何か覚醒した感じなんでしょうか。特徴が強まったように感じます。特に頭身と服飾との全体バランスと、服装のカクカクした感じ。この頭身でカクカクした感じのコミカルな絵柄を描ける能力者は、ある程度知名度のある作品になら一人は存在するのですが、ついに現れたと言った感じだろうか。結構好きな絵柄タイプの一つです。
moshiki
ツムツムを彷彿とさせるシンプルなゆるキャラ風のイラストで、意外と今まで存在しなかった絵柄。今回は運良く見つけられたのでピックアップ。
idontlikethis980
謎の3DCGモデル。どこのプラットフォームで見つけられるものなのかも不明。おそらく『超ヒロイン戦記』のモデルを超そっくりな高再現度で作られたものなんではないか。服飾は二代目でじこなのだが、おそらく瞳の色は緑と思われる。調査中。
すん
忘れたころに遭遇する二代目D.U.Pも描ける人。基本は初代様を描いてるので、二代目D.U.Pのイラストを見られる確率は1割未満。腕の描き方が際立って魅力的な方です。二の腕、肘、肘から手首までの肉感。
多分他にも描いていると思われるがちょっと追いきれない。。。
n†
謎の人。二代目界隈においてまだ見たことないダウナーな雰囲気のイラストだったので抜粋。
月夜野怜奈月
前回も紹介した人で、初代様も含めて二代目D.U.Pを激推ししてくれてる方。尚且つ、二代目D.U.Pに対して自分なりの世界観を持っているところが逞しい。二代目でじこセミロング派の第一人者。
強く活きてほしい。
今回紹介している月夜野さんのように、同じ人でももっと二代目D.U.Pのイラスト描いている方はいるのですが、このページには載せきれないので最も目を引いたものを紹介させていただきました。本当だったら全部掲載したいのですが、この時点でページ重くないでしょうか?
壁は崩れつつあるかもしれない
数名の奇跡の世代を除いて、ここまで紹介させていただいた人は基本的に二代目D.U.Pが一推しとは限らないです。それでも世の風潮を乗り越えて、気力と時間を費やしてイラストを描いてくれたというその熱い意欲を称賛したいです。もしこれをきっかけに興味を持った方がおりましたら、気が向いたときにでもさり気なくそのことを讃えていただければ幸いです。決して押しつけがましくするのだけは回避していただきたい。でなければ人の心を遠ざけてしまう。
どっしりと腰を据えて描いたイラストではなく、落書きのように比較的かるい気持ちで描くことができるというのは結構大きいです。気楽に描けるということはそれだけ、心理的な参入障壁が下がったということを感じさせます。
それにしても年明けから考えて、少しTwitterで遊びすぎただろうか。作るという活動自体が低下しているのではないだろうか。
人の存在が一番大事
今年に入って4カ月が経過したというところで、これまでとは考えられない勢いで二代目イラストが増えてきている。それ自体は非常に喜ばしい。
されども、コンテンツにおいて最も重要なのは継続的に作れる人の存在。一時的なものではなく継続的に推しのキャラクター性を展開し続けられる、燃料やエンジンとなるような人が存在することです。
初代様の場合は存在するが、それには二つの理由があります。
一つはアニメやアンソロジーコミックのように、企業が資金を投入してアニメ製作会社、漫画家、イラストレーターに依頼して作ったから。作品愛だけでなく、仕事として契約をし、作品を生みだし世に送り出してきたからです。
もう一つは、アニメによってキャラクター性を鮮明に理解し、記憶に焼き付けることができる。加えて、アニメで描写された初代様たちの活動を見ることができたので愛着を育みやすかったからです。
上記の二つはコンテンツを展開し、ファンを生み出し育て上げ、さらにコンテンツを成長させるために必要な要素なのですが、どれも二代目には無かったものです。
二代目D.U.Pファンの同志たちで、もし気分が落ち込むことがあるとしたら思い出してほしい。二代目D.U.Pは決して人気がないわけではない。人気や好感度が生まれるための活動がなされなかったという明確な原因があるので、人気のなさにおいて初代様と比較される道理はない。それはファンのせいでも二代目D.U.Pのせいでもないし、初代様が悪いわけでもないのだ。
人は宝だ。
現実も見ながら志を捨てぬように
しかし現実も受け止めなければいけない。冷静になって俯瞰して眺めても、やはり二代目D.U.Pのファンは決して多くはない。繰り返し申しているが、公式はもう二代目D.U.Pを「二代目」として活動させる気はない。我々に親はもういないのだ。
自分たちで歩き、活きていく必要がある。
私、ひいては当機関には夢がある。二代目D.U.P独自の文化圏が形成されることだ。国や年齢などは存在しない。遥か昔に「二代目D.U.Pは東方Projectを目標にするべき」と言った。
二代目D.U.Pという大きなカテゴリーの中に、それぞれが抱く二代目D.U.Pの世界観が存在しており、その中でより自分が共鳴する世界観を好きになれば良い。初代様とのつながりを持ちたい人は持ちたい人同士で、たまにコラボするかのようにリンクすればいい。その自由は当人たちにある。
我らの時代が来る。来なければ作るまでだ。
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