3月に入ってから二代目でじこのイラストを見る機会が増えたように感じられる。キャラクターの存在を知ってもらう機会として、やはりアニメの影響は大きかったのだろう。
その喜びを同志たちと分かち合いたく、且つイラストを作ったクリエイターたちの能力と情熱を賞賛したいためここに記す。今回はクリエイターの数が多かったので前編と後編に分けました。
8人をご紹介
前置きは飛ばして紹介していこう。段落分けの敬称においては省略。
M1TKY
(エラーになるので名前は文字列化してます)
色の濃度的に多分、ノートにボールペンで描かれたと思われるアナログイラスト。華奢な感じに描かれながらも女の子らしい表情と、90年代後半を思わせるアクセサリーの大きさ、そして髪の丸い感じにゆるふわな質感を感じさせます。
初代様よりも装飾が多いため、相対的に手間が多くなる二代目でじこですが、それでもこのイラストでは二代目でじこの服装を表現できていると思います。
みでじろ
同じくモノクロ部門のイラスト。これは主要な線画はマジックペンか万年筆で描かれたような強弱があり、影などは鉛筆か筆ペンで書いたような濃淡があります。それだけでなく、ワンポイントカラーとして瞳の色に赤でカラーリングされています。
このイラストの魅力は二つあり、モノクロ調のイラストに色を一色だけ使っていることにより、普通のモノクロイラストよりもより個性が強く、生き生きとしたモダンテイストのイラストとして魅せることができてるんです。インテリアでモノクロモダンな部屋をデザインするときに、差し色の家具を取り入れるのと同じ手法です。
二つ目の魅力は、二代目でじこの最大の特徴である赤い瞳にのみ色を使っているところ。色の組み合わせとして、黒+赤は活力やパワーを感じさせる組み合わせです。赤にはパワー、黒には組み合わせる色の効果を増幅させる効果があります。これによってキャラクターを特徴づける部分をアピールしながら、二代目でじこというキャラクターがどういう特性を持っているのかというのを感じさせることができるのです。
右手の二の腕と袖の入り口辺りが特に好き。
しょちょー
多分水彩画で二代目でじこと初代様のツーショットイラスト。装飾を見る限りでは令和版アニメに出てきた、女神ブロッコデスが二代目でじこに変身した姿。頭身のせいか絵柄のせいか、二人とも妖精のような感じがします。
このイラストからはどんなことを表現したいかがなんとなく感じられるので、今後の動向が気になるところ。
おのだひまじん
2020年頃から知り合った方のイラスト。全体的にゆるい感じとグデった感じのイラストが多く、Twitterの特性にマッチする絵柄だと思う。可愛い系ベクトルでありながらも清楚系とはちょっと違うような、ただ甘いだけのお菓子じゃなくどことなく特徴的なコクをもったイラスト。
二代目でじこよりは初代様の比率が多く、それ以外の作品まで手広く数多くやっているので正直なところ追いきれなく、ツイートに「二代目でじこ」のような単語がない限り見つけられない。見つけられてラッキーなところもあったので今回ご紹介。
₩ozy
油絵で描かれたかのようの二代目でじこのドアップ。このような顔部分にフォーカスされたイラストは、アイコンになっても視認性が高くサーチしやすい。
アニメCMや渡辺明夫さんのイラストでも描かれている、ピンクの頬染め(チーク)があると二代目でじこの特徴が強まる感じしますね。それによって現代の特徴的な「美少女」ではなく、萌えキャラとしての特徴が感じられます。
またこの方には、公式展開の「二代目でじこは女神ブロッコデスが変身した姿」や、当機関で展開している「二代目と初代様はお互いに血の繋がりを知らない姉妹」のどちらとも違う世界観を持っているような気がするので、二代目D.U.Pにもう一つの世界を展開させるんじゃないかという謎の期待を寄せてます。
アグテリ
デ・ジ・キャラット令和世代チルドレンの一人で、宝石のような瞳と透き通るような質感の髪を描く。宝石のような瞳やキラキラ系の瞳を描ける人がいるが、この方は多分そっち方面の能力を宿している。二代目と初代様の両方を等しく好んでいる人で、今後の時代に両方の中をつなげるような橋渡し層の人となるだろう。
かびちあ
たまに二代目でじこ描いてくれてる人で、キャラクターという感じの絵柄を持ってる人。よく目立つ。うまく説明できないですが、ワンダフルやスペシャル期のような頭身を描ける人で、この人の絵柄もTwitterの特色とよくマッチする気がする。もう少し観てみたい。
日生 / hoshi
基本的に初代D.U.Pを描いている人。今回運良く見つけられたのでピックアップ。淡くて和風な色合いで描くイラストがこの方の特徴に感じます。和菓子のような味がしそう。
やはりかわいい系が主流か
二代目でじこはうさだとぷちこと比べて令和版アニメで多く描写されていたのと、キャラクターとしての特徴も比較的確立されている方なので、イメージしやすく描きやすいというのがあるのだろう。
また初代様でよく見られるようなギャグ顔がかなり少なく、清楚系やかわいい系のキャラクターとして描かれているのが多い。
それにしても令和版アニメでは二代目でじこが描かれていたのは総計しても5分もないのに、ここまで勢いを増してきたという事はけっこう爆発力を秘めているのではないだろうか。また、ニコニコ動画に二代目D.U.Pの動画が残っていたことや、キャラソンや公式イラストが存在していたということも、二代目D.U.Pファンを育み心を繋ぎとめていたということに貢献していたのではないか。
二代目D.U.Pの残した活動は決して無駄ではなかったのだ。
後半に続く。
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