二代目でじこ、うさだ、ぷちこを主役にした独自の世界観での物語をくり広げていく企画ができました。
その内容を書きつづっていきます。
二代目D.U.P 再生企画
転生ではない。再生である。
二代目D.U.Pは新しく、そして独自の世界観と物語で活きていくのである。
物語/STORY
2013年2月のある日、二代目でじこ・うさだ・ぷちこが姿を消した──
彼女たちのさいごの目撃情報は、初代でじこが働いていたゲマズのあるアキハバラ。いつもと変わりない日常を過ごしていた彼女たちは、ある日とつぜん姿を消した。しだいに世間の人々からは記憶が薄らいでいった。二代目D.U.Pを知る方法は、彼女たちが残した記憶の断片のみに残されてしまった
気がつくと、二代目でじことぷちこは積み重なったガラクタ山の夜空のしたで目を覚ました。満点にきらめく星の夜に蒼い月、そして離れたところに見える人工的な光を放つ都市。行くあてもないため、ふたりは光の都市を目指した。
たどり着いたでじことぷちこは人気のないビルの中へと入っていくと、ガラクタに埋まった古びたジュークボックスがあった。そこにでじこがうっかり頭をぶつけると、機械が起動しだした。
「君たちはこの街で見たことがないね。じゃあ、別の世界から来たのかな?」
永い眠りから目覚めた古びたジュークボックス、自称スーパーハイテクマシーンと一緒にこのお店『ネオゲマ』を手伝っていくことになる。ほどなくしてお店に姿を現したうさだも加わって、お店を訪ねる変わったお客さんや特捜部の人たちと関わりながら、元の世界に帰るてがかりを探していくのだった。
「『ダークスターゲート』というものが存在すると聞いたことがあるけど、私は一度も見たことがないな」
世界観
- この街にはロボットが歩いているが、飛行船も飛んでいる
- コンピューターはCRTモニターで、シャットダウンの準備が整ったら電源ボタンを押せる
- 通信するなら電話かメールとアマチュア無線
- VHSのレンタルビデオ屋ではネオンサインがコロナ音を発してる
この街は、中枢都市によるテクノロジー浄化作戦に敗北し、天変地異によって文明が一度しんでいる。
〇ネオゲマ
超過密都市「█████」にある、二代目でじこ・うさだ・ぷちこが働いている駅前のゲーマーズ(と思われるお店)。お店に来るひとの中には変わり者のひとや情報を持っているひともいるが、3人それぞれの常連客もよく来ている。
曜日によっては休みだったり、午前中だけやっている日もある。このビルの最上階にある社長室に二代目でじことぷちこが居候している。ほかの都市にも同じ系列のゲーマーズがあって、そこにも看板娘が働いているらしい。
二代目に必要なのは独自の世界観
このWebサイトでは何度もくり返し主張していることですが、二代目D.U.Pに必要なのは独自の世界観と物語です。
二代目D.U.Pがいまいち鳴かず飛ばずな結果となってしまったのは、初代D.U.Pと比較した場合に活動履歴が薄かったからというのもあります。しかし一番は、初代D.U.Pの延長線上での世界観にしてしまったからです。なぜなら、同じ世界観と物語ではなしを進めると、どうしても初代と比較されます。それは二代目独自の特徴を見いだそうとすると必ずいきつくものです。
もう一つ痛手だったのは、元々の出発点が『初代でじこのリニューアルデザイン』というところだったので、キャラクター設定がほぼ初代でじこ、初代D.U.Pと同じになってしまっているということ。
この『初代でじこのリニューアルデザイン』という新しい企画が炎上する結果になったため後に、『初代でじこと二代目でじこは別人』という設定があとから追加されましたが、それによって二代目でじこ・うさだ・ぷちこには独自のプロフィールが存在しないことになってしまいました。
『初代でじこと二代目でじこは別人』という設定をつくった段階で、二代目でじこ・うさだ・ぷちこに独自のプロフィールだけでも作ればまた違った結果になったかもしれませんが、もう取り戻せない過去の話なので置いておきましょう。
初代D.U.Pとはまったく違う世界観にする
二代目D.U.Pの世界観と物語は、初代様とイメージが被らないように可能なかぎりかけ離れたものにします。なぜなら、イメージが被るところが多くなると、それだけ初代様にイメージを取られてしまうからです。
やり方の一つとして最も分かりやすいのは、初代デ・ジ・キャラットや初代D.U.Pでは無意識に避けられていたことをするということ。ただし、このやり方はけっこう難しい塩梅なところでもあります。なんでも極端なことをすれば良いというわけでもないです。
結果的には、二代目D.U.Pが二代目のキャラクターとして愛されるものでなければいけないです。
キャラクターも世界観も、物語も描写もなにもかもが違うとなればそれはもうオリジナルの作品でやったほうが良いでしょうし、わざわざ二代目D.U.Pでやる意味もなくなります。
変えるところと変えないところ
初代D.U.Pとイメージが被らないようにする。されど、まったくの別物にはしないようにする。これを両立するには変えないコアな部分というものを守る必要があります。
初代D.U.Pが愛されているコアな部分としては、
- キャラクターたちがどのように過ごしているかの日常を見てる
- キャラクターの表情や仕草など心の動きを見ている
- キャラクタープロフィールと相互に作用する行動を見ている
であると考えてます。
アニメもマンガも、上記に示したようなキャラクター自身の行動と感情の動き、そしてほかのキャラクター同士のやりとりを観ているんだと思います。
これが変えてはいけないコアな部分ではないでしょうか。
極論を言ってしまえば、住んでる世界が異なっていたとしてもでじこ・うさだ・ぷちこが過ごして活きていれば、それはD.U.Pの世界観であり物語になるんです。これによって二代目D.U.Pは初代様とは似て非なるものという存在になるのです。
ここで困るのが、二代目でじこ・うさだ・ぷちこには独自のプロフィールが存在しないというところ。女神ブロッコデスのプロフィールはありますが、それは女神さまのプロフィールであって二代目でじこのプロフィールではないので使えません。
この場合も、初代様だったら○○をするけども二代目でじこだったら☆☆をするという考え方で解決できます。
同じように見えてまったく違うもの、似て非なるものという考え方は二代目D.U.Pにおいては重要な手法となります。それを考えるのはなかなか大変なんですし、それだったら初代様でやったほうが楽というのはその通りではあるんですけどね。
二代目D.U.Pが目指すのは新規開拓
二代目D.U.Pがアプローチしていく相手としては、完全なる新規の人々です。デ・ジ・キャラットという作品をまったく知らないだったり、ほとんど知らないというレベルだと尚良いと思います。経験的にも、初代様に思い入れのある初代ファンを相手にしても徒労に終わります。初代ファンの中にある思い入れという玉座に座っているのは初代D.U.Pなので、これが変わることは絶対にないです。
仮に初代ファンをターゲットにして奇跡的に二代目ファンが増えたとしても、デ・ジ・キャラットシリーズのファンの母数が増えてるわけではないので、ブロッコリー社としても旨味がないやり方だと思います。いま存在しているファンの奪い合いをしても良いことがないです。
おわりに
ひとまず今日はここまでです。こういうのはブログでプレゼンテーションするよりも、実際に作品にしてみている人を楽しませたほうが良いと思います。
このブログのマンガページでも4コママンガを載せていますが、もう少しながい日常の一話物語にしたものも製作していく予定です。完成したら各種イベントなどで頒布します。
今年は去年より少しでも多くのイベントに参加できるようにしていきますので、なにとぞよろしくお願いいたします。
最後に、解釈は自由ですよ。
ブロッコデスもブシロちゃんも、それぞれ固有のキャラクターとして活きているものと思ってます。
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