『令和のデ・ジ・キャラット』に二代目でじこは出てるけど出ていないという話

 二代目でじこの姿をした女神様 が出てます。本物の二代目でじこ は出てないです。

最初から結論

 『令和のデ・ジ・キャラット』に出てきてるのは、二代目でじこの姿をした女神様です。二代目でじこ本人は出てないよ。これは考え方によって変わります。

二代目でじこと女神ブロッコデスは同一人物
 という考え方なら、アニメに二代目でじこは出ているということになりますが、

二代目でじこと女神ブロッコデスは別人
 という考え方なら、アニメに二代目でじこは出ていないということになります。

 コイツ意味わかんないこと言ってるように思えるから解説しよ。

二代目でじこと女神様は同一人物という考え方

 これが今の公式展開であり、デ・ジ・キャラット界隈で一番目にする考え方です。

 2013年2月8日で公開された15周年記念マンガで、二代目でじこ・うさだ・ぷちこは「偽物である」として、

  • 二代目でじこの正体=女神ブロッコデス
  • 二代目うさだの正体=まじんがっぱ
  • 二代目ぷちこの正体=ほっけみりん

ということになりました。現在もこのまま。

 これを二代目でじこ・うさだ・ぷちこに追加された新しい設定ということにして、初代D.U.Pをメインキャラクターにしてます。さらに、ワンダフル期からスペシャル期の間に登場したぴよことP.K.Oを加えてるので、早い話が昔の世界観の延長線上の物語が、今のアニメおよび公式展開となってます。

 ちなみに、二代目でじこの正体が女神ブロッコデスであるということになってる時点で、「二代目でじこ」そのものの存在は消滅しています。
女神様がそのままの姿であれば「女神ブロッコデス」ということですが、二代目でじこの姿に変身しているとしても「二代目でじこの姿をした女神ブロッコデス」ということになります。

二代目でじこと女神様は別人という考え方

 自分およびこのWebサイトでの考え方です。

 上で書いたことの繰り返しとなりますが、二代目でじこの姿をした女神様はどれだけ姿や仕草、性格を似せたとしても、それは「二代目でじこに限りなく近い姿をした女神ブロッコデス」でしかなく、「二代目でじこ」そのものではないということです。二代目うさだ・ぷちこについても同じ。
見た目のデザイン自体も、本物の二代目でじことは結構違います。

 それなりに探し回りましたが、この考え方をしているのはここ以外にありませんでした。

 なお別人という事なので、二代目でじこの存在は確立しつつも、女神ブロッコデスの存在も干渉せずに確立しています。つまり、両方が本物として存在していることになります。

実は二代目でじこが存在する世界線はかなり異端

 公式は積極的に公表してくれませんが、2007年から2013年2月7日までは、二代目でじこ・うさだ・ぷちこは確かに存在していました。女神ブロッコデスの変身とかではなく、初代様直々に認められた真っ当な「二代目」として活動していました。

 「二代目として」存在し活きている公式のマンガもあるのですが、このマンガはかなり異端の作品です。というのは、ワンダフル-スペシャル期、ぱにょぱにょ期、にょ期、冬庭のどの作品ともつながってないからです。

 初代でじこはどこか別のところに居て、初代うさだ・ぷちこは登場しません。どこか別のところに居るらしいのですが、その場所がデ・ジ・キャラット星なのか、まねきねこ商店街なのかは不明でした。
さらに、初代でじこの話しぶりからして、ある時期まではゲーマーズに居たっぽいことが感じられます。

うさださんの存在はどっちなのか不明

 二代目でじこの公式マンガにもうさださん(ラ・ビ・アン・ローズ)は出てくるんですが、ここで登場するうさだは二代目なのか初代なのか不明です。

 二代目でじこのことを既に知っていたという素振り、というかそういう展開なんですが、そうなると二代目でじこ・ぷちこは初代うさだとどこかで一度会っていたということになります。ただし、二代目でじこは初代うさだのことを知らない、もしくは忘れてる(記憶を失っているとも言える)。
 しかし、二代目でじこを最後まで二代目でじことして見ていました。というのも、「貴方は初代でじこではないの!?」といった二代目でじこと初代でじこを見間違えてたという展開が起きませんでした。

二代目でじこの世界線は別ものという考え

 二代目でじこの公式マンガは色々なところがぼんやりとしており、世界線もキャラクターも不透明な状態です。故に「二代目でじこ・うさだ・ぷちこはこういうキャラだ!」っていうのが想像しにくいことの原因でもあります。
なので二代目でじこ・うさだ・ぷちこが二代目として存在していた世界線は、『デ・ジ・キャラットにょ』のように、まったく別の世界線の話であるというのが一番どの作品とも干渉が起きない考え方です。

 こんなふうに考えれば考えるほど、色んな謎や話の不整合が起きてくるわけなんですが、考えるのはめんどくさいし疲れるので、手っとり早く楽な考え方である「二代目は偽物で、女神ブロッコデスの変身でした」という投げた展開に行き着くわけです。
さらに「二代目はどうでもいい」というのが当時から強かったので、それが一番ウケが良く、犠牲も少なかったわけです。

 ただ、「二代目でじこは女神ブロッコデスの変身でした」という世界線には、二代目D.U.Pが二代目として存在していた世界線は消滅することになり、そこに居た初代でじこやゲマも存在していなかったことになります。つまり、2007年から2013年2月7日までの間は、完全に空白の期間にとなり、その間の時間は存在していなかったことになります。

 前向きにとらえるならブロッコリーとしても、二代目でじこが存在するマンガ版での世界線が公式展開とはいえ、どうやっても整合性を整えられなくなってしまった末、苦肉の手段だったんじゃないかと思います。古株からの風当たりのことも含めて。
同情はしますが不満は消えないです。

最後は自分の意思で決めてください

 自分は今公式展開されている「二代目でじこは女神ブロッコデスの変身でした」の設定は受け入れてません。公式の設定はあくまで公式の設定であって、必ずそれを受け入れ従わなくてはいけないという義務も強制もありません。考え方の一つです。

 仮に公式の展開を受け入れなければいけないというのであれば、キャラクターや世界観について想像することや考察することは全て禁止です。なぜなら、想像や妄想というのは公式が見せていない領域を創り出すことなので、それを行うことは公式設定から逸脱することになります。

 そうはいっても、今現在は「二代目でじこは女神ブロッコデスの変身でした」という公式設定であり、「二代目でじこと女神ブロッコデスは同一人物」という考え方がほどんどを占めているというのが現実です。
「二代目でじこと女神ブロッコデスは別人」という考え方を選んでも何も問題ありませんが、選んだ瞬間あなたは孤独になります。ここ以外にその考え方をする人は居ません。存在してたとしても姿を隠しているので、そう簡単には見つかることはありません。

 心が苦しんだり寂しい思いをしたくないのでしたら、多数派に混ざった方が楽だし幸せになる可能性も高いと思いますよ。無理しなくて大丈夫だよ。

終わりに

 「二代目でじこと女神ブロッコデスは同一人物」という考え方ならば、アニメに二代目でじこは出ている。
 「二代目でじこと女神ブロッコデスは別人」という考え方ならば、アニメに二代目でじこは出ていない。

 二代目でじこのコスプレした女神様を眺めて、「それっぽいのが出てるだけマシ……」ってなりそうだな。自分はけっこう消極的。

おしまい

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