♯1 2013年2月8日のマンガをアニメ化

 第1話はおさらいと説明で終わりだったよ。

イラストは一番下にあるので、欲しければ勝手に持って行ってください。

簡単にあらすじ

 初代でじことぷちこが宇宙船で秋葉原に再来。
とりあえず一度秋葉原を更地にして、怒ってんだか笑ってんだか泣いてるんだか分からない生き物によって、街と一緒にゲーマーズを再構築した。

 二代目でじこの姿をした女神様とゲマに出会ってゲーマーズ入ると、店長さんと二代目うさだ・ぷちこの姿をしているまじんがっぱとほっけみりん、武喜美といういつメンが登場。

 女神ブロッコデスの姿に戻って、まじんがっぱとほっけみりんの変身も解けておかえりといったところで、最後に謎の影が物陰から笑みを見せて終了。つづくらしい。

 早い話がマンガのアニメ化

 内容としては、

”2013年2月8日の15周年で公開された、「二代目D.U.Pは偽物でしたマンガ」をアニメ化した感じ。そこへ2020年にブシロが「デ・ジ・キャラット企画」に参画して、ブシロドノミコトが新キャラとして組み込まれました。”

という流れをアニメにして、1話にまとめておさらいしましたという感じのものでした。正直なところ、店内CMで流れてるような感じのアニメなんですが、地上波での放送レベルでやってる立派な第1話なんです。

 今回の第1話は、車のセルモーターを回してる段階です。これから動き出すので次回も期待。

 今の公式展開が好きになれない二代目ファンなので、ここ1-2週間はどんなものに出来上がってるんだろうと怖くなってて、先行公開されていたPVすらも見れない状態でしたが、

「あぁこんな感じか」
「まぁ……こんなもんでしょう」

という感想に落ち着きました。今回逃げなくて良かったって思ってます。

今後の見通し

 脚本に桜井監督で、作監に渡辺敦子さんが勤めている桜井監督アニメという画風で楽しめるものになるとは思います。

 ただし今回制作に関わっているスタッフは、声優を含めても1ページで表示しきれるほどの人数しかいないので、今後もこのままでいくとしたらワンダフル期のデ・ジ・キャラットや、まちカドまぞくレベルにはならないです。そもそもミニアニメですし。

 全体の雰囲気としては、2009年のwebアニメ『ぷちえう”ぁ』か、2017年放映された『ピアシェ~私のイタリアン~』に近い感じでした。どちらの作品も桜井監督が関わってて、ピアシェの方は渡辺敦子さんが作監していたので、多分それに近い感じの流れになるんじゃないかと思います。
小ギャグとメタネタでちょいちょい挟みつつ、各キャラのエピソードを一話分使って放映。時間枠も短いのでそこまでストーリー性はなく、あったとしても話数を跨いでの演出になるので大きな波は起きないだろうと予想します。

 1話を見る限りではワンダフル期の流れを、現代の絵柄にアレンジしてデ・ジ・キャラット界隈に合わせた感じするんじゃないでしょうか。だとしたら今後起きるのは、

  • ミナタクとうさださんとの絡み
  • 目からビームが出せるようになったぷちこ
  • 暴れん坊が飯食って帰る
  • 歌う
  • クリスマスにうさださん爆発

といった感じでしょう。
時期的なタイミングと、初代ファン同士のいつもの交流の流れパターンから考えると、うさださんとゲマズ爆発はやるんじゃないですかね。「やっぱりやった」という感じで。

 ミニアニメなのでそんな感じで現代風に無難に整えて、最後はみんなで歌ってエンディング流して、「まぁなんだかんだ良かったね。来週も頑張ろう」って感じに終わるんじゃないかと思います。

ダークホース的な予想

 上で書いた流れの予想は一般人でもできるトーシローの予想でしかないので、そんな無難に終わらず何かしら想定を超えたものをやってくれるはずです。

 ミニアニメなので、最終回に「実は30分の映画作ってました」といった発表が控えてるかも。

 または、最終話でゲマズもろとも爆発してもそのままでは終わらず、「まだまだ終わらないわよ!」とうさださんが地面から飛び出て豪語して、2クール目の製作決定といったものとか。

 もしくは、ねんどろいど作ってくれるかもしれないですね。

話の内容からの別な見方

 今回の話を偏屈に考えたとすると以下が気になる。

  • 一度街を全壊させた
  • 2000年の頃に存在していたことは覚えてる
  • 二代目のデザインが結構違う
  • うさださん以外誰も時間が進んでない

特に「一度街を全壊させた」「二代目でじこのデザインが結構違う」のが個人的に気になる。

一度街を全壊させた

 冒頭から街を全壊させてまた新しく構築しているんですが、その前後で街の様子はかなり変わっています。

 それまでいい感じのアニメ風に仕上がってた街の背景が、ワンダフル期の街の背景に変わりました。それまでそこに住んでた街や雰囲気などの現代のものは一度消滅して、2000年代あたりのワンダフル期のものをそっくりそのまま呼び戻した。であれば、これからここで繰り広げられる物語は、ワンダフル期の繰り返しであるということ。
というだけではなく、ワンダフル期に起きた「でじこが来たにょ」から「うさだ大爆発」までの時間軸は消滅したことになり、今回の第1話からの流れは存在したかもしれない別な世界線ということになる。

 しかし、初代様たちの記憶は引き継がれたまま物語は進行するので、何かデジャヴを感じながらも、過去に起こった出来事とは違う選択肢を選んでいくということになる。

 また今回、この物語で描写される存在している人々は2000年代の人々なので、貴方はこの物語の開始数秒までは生きていたが、それ以降は消滅していることになる。よって貴方はこの世に存在しない。初代様や二代目と同じ世界線には生きていない。

 アキハバラという街を一度全壊して、昔の姿を再構築している。
このことが意味するのは、現代の拒絶と輝かしい過去再来への願望なのか。それとも秋葉原に初代様たちが現代の様子で戻ってくるという展望なのか。

 このアニメが映しているのは、2013年の二代目D.U.P偽物宣言、もしくはそれより前の2008年あたりの二代目デ・ジ・キャラットの発表や『Winter Garden』の頃から、多くのデ・ジ・キャラット界隈の人々が望んだ世界なんだ。

二代目でじこのデザインが結構違う

 二代目でじこのデザイン結構違います。

上のイラストは今作ってるアニメ企画用にデザインした二代目でじこですが、「襟足が外ハネ」「ツインテールの房が二つ」ということ以外はほぼ完全再現してます。

 アニメの二代目でじこの姿は、腰巻エプロンではなくトップスまで一体型のエプロンになってて、猫カチューシャもフリルが猫目より前の方に着いちゃってます。

 これが1シーンでのみでの姿だったら作画ミスということで流せるのですが、全てのシーンを通してその姿なので、キャラデザの段階からそういう姿になっていたのでしょう。

 二代目うさださんの姿も、トップスがボタン止めではないし、手首のリボンも赤いです。キャラデザをした渡辺明夫さんのデザインでは、手首のリボンは白ラインの入ったピンク色です。
二代目ぷちこは背中のリボンもありませんし、しっぽすらもありません。

 ワンダフル期を踏襲するのに、初代でじこはにょ期のデザインだったりもしますが。

 もう二代目の元の姿すら忘れてしまったのか。それとも二代目について文句言う人もいないし、居ても気にならない程度のものなので、デザインテキトーでも別にいいという事なのか。
まぁそのあたりの邪知は気にはなりますが、正直どうでもいいです。

 キャラデザをわざと本物とズラしたことで、今回描写されている「二代目でじこ、うさだ、ぷちこは女神様たちの変身だった」というのを暗に避けているんではないかということなんです。
このアニメで描写されているのはまさしく「二代目の姿をしている女神ブロッコデス」ということであり、「二代目として存在している本物の二代目でじこ、うさだ、ぷちこではない」ということを示しているんではないか。

 ということなんです。
そうだと考えると、このアニメの企画段階でのスタッフ、もしくはブロッコリー社の中に何か想い秘めた人たちの存在を感じる気がしますね。希望的観測ではありますけども。

総じて言えること

 作画カロリーの省エネ。

 あと、製作は男性向けコンテンツを作っているブシロードであり、ブロッコリー社は協力という位置づけで参画しています。なので、本命への手動はブシロード側に導かれるものになります。いわば、今回のデ・ジ・キャラットのアニメ化は、ブシロードコンテンツへの男性層の引き込みを狙った呼び水的な意味合いが強いと思います。

 ブロッコリー社は2010年あたりからお姉様たちへ向けたコンテンツがメイン、というこほぼそれに絞っていますし、今後そうしていくともプレスリリースで公表しているので、デ・ジ・キャラットの展開は少し不可解でもあります。

 ブロッコリー社は表で輝かしく見えてるよりも、裏側は結構大変なのかもしれないですね。考えすぎかもしれませんけど。

終わりに

 初代様は「店長しゃん」、二代目でじこの姿をしてる女神様は「店長さん」。とりあえずは、今後も見てみます。

邪神ちゃんのアニメ面白かった。

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